【2025年最新】PERとPBRの使い方完全ガイド|プロが教える割安株の見つけ方

投資基礎知識
  1. 冒頭:なぜPERとPBRで億り人になれるのか?
  2. 1. PERとは?5分で完全理解 {#per-basic}
    1. PER(株価収益率)の基本
    2. PERの判断基準
    3. なぜPERが重要なのか?
    4. PERの計算例(実在企業)
  3. 2. PBRとは?資産価値で企業を評価 {#pbr-basic}
    1. PBR(株価純資産倍率)の基本
    2. PBRの判断基準
    3. PBR 1倍割れの意味
    4. 業種別PBRの特徴
  4. 3. 業界別PER・PBR目安一覧表 {#industry-standard}
    1. 2025年1月現在の業界平均
    2. セクター別の見方
  5. 4. 割安株を見つける3ステップ {#find-value}
    1. STEP1:スクリーニング条件設定
    2. STEP2:業界内比較
    3. STEP3:成長性チェック
    4. 実例:割安株の発見
  6. 5. PERとPBRの組み合わせ戦略 {#combination}
    1. 4つの組み合わせパターン
    2. ①超割安株(低PER×低PBR)
    3. ②資産株(高PER×低PBR)
    4. ③利益成長株(低PER×高PBR)
    5. ④グロース株(高PER×高PBR)
  7. 6. よくある失敗と対策 {#common-mistakes}
    1. 失敗例1:PERだけで判断
    2. 失敗例2:業界特性を無視
    3. 失敗例3:PBR 1倍割れ銘柄の落とし穴
    4. 失敗を避けるチェックリスト
  8. 7. 実践!スクリーニング方法 {#screening}
    1. 証券会社のスクリーニングツール活用
      1. 1. SBI証券
      2. 2. 楽天証券「スーパースクリーナー」
      3. 3. マネックス証券「銘柄スカウター」
    2. スクリーニング実例
  9. 8. プロが使う応用テクニック {#advanced}
    1. PEGレシオ:成長性を加味
    2. 修正PBR:含み資産を考慮
    3. EV/EBITDA:企業価値で評価
    4. セクターローテーション戦略
  10. 9. 2025年注目の割安株 {#picks-2025}
    1. 大型割安株TOP5
    2. 中小型お宝株
    3. テーマ別割安株
  11. 10. まとめと次のアクション {#summary}
    1. 本日のまとめ
    2. 投資力向上ロードマップ
  12. 📈 今すぐ割安株投資を始める {#start-now}
    1. 🎯 PER・PBR分析に最適な証券会社
      1. 1位:SBI証券
      2. 2位:楽天証券
      3. 3位:マネックス証券
    2. 📚 さらに学びたい方へ
  13. ⚠️ 投資の注意事項

冒頭:なぜPERとPBRで億り人になれるのか?

「この株は割安か?割高か?」

投資で成功するための最重要スキルは、適正価格を見極める力です。

世界一の投資家ウォーレン・バフェットは言いました。

「価格は支払うもの、価値は得るもの」

PERとPBRは、その「価値」を数値化する最強ツールです。

この記事を読めば:

  • 📊 5分で割安株を見つけられる
  • 💰 買い時・売り時が分かる
  • 🎯 プロと同じ目線で銘柄選択できる
  • ⚠️ 割高株を掴まされない


1. PERとは?5分で完全理解 {#per-basic}

PER(株価収益率)の基本

PER = 株価 ÷ 1株当たり利益(EPS)

【例】株価2,000円、EPS 100円の場合
PER = 2,000円 ÷ 100円 = 20倍

意味:この株を買うと、投資額を回収するのに20年かかる

PERの判断基準

PER評価投資判断
10倍以下🎯 割安積極的に買い検討
10-15倍😊 適正好業績なら買い
15-20倍😐 やや割高成長性次第
20-30倍⚠️ 割高高成長企業のみ
30倍以上🚫 超割高基本的に避ける

なぜPERが重要なのか?

【投資回収期間のイメージ】

PER 10倍の株:10年で元本回収 → お得!
PER 30倍の株:30年で元本回収 → 高すぎ?

ただし、成長企業は将来の利益拡大を
織り込んでPERが高くなる傾向

PERの計算例(実在企業)

企業名株価EPSPER評価
トヨタ自動車2,800円280円10倍割安
ソニーグループ3,200円160円20倍適正〜やや割高
任天堂7,500円300円25倍割高(ブランド力)

2. PBRとは?資産価値で企業を評価 {#pbr-basic}

PBR(株価純資産倍率)の基本

PBR = 株価 ÷ 1株当たり純資産(BPS)

【例】株価1,500円、BPS 1,000円の場合
PBR = 1,500円 ÷ 1,000円 = 1.5倍

意味:純資産の1.5倍の値段で取引されている

PBRの判断基準

PBR評価意味
0.5倍以下🔥 超割安解散価値を下回る
0.5-1.0倍🎯 割安資産価値以下
1.0-1.5倍😊 適正標準的な評価
1.5-3.0倍😐 割高成長期待込み
3.0倍以上⚠️ 超割高ブランド価値評価

PBR 1倍割れの意味

【PBR 1倍 = 解散価値】

会社を解散して資産を売却すれば
理論上は株価以上のお金が戻ってくる

PBR 0.7倍の株を1,000円で買う
→ 実質1,430円の価値を1,000円で購入!

業種別PBRの特徴

【高PBR業種】
IT・サービス業:PBR 3-5倍
→ 無形資産(ブランド・技術)が多い

【低PBR業種】
銀行・不動産:PBR 0.5-1倍
→ 有形資産中心で評価しやすい

3. 業界別PER・PBR目安一覧表 {#industry-standard}

2025年1月現在の業界平均

業界PER平均PBR平均特徴
銀行8-12倍0.4-0.7倍安定・低成長
商社7-10倍0.8-1.2倍市況影響大
食品15-20倍1.5-2.0倍安定成長
医薬品20-30倍2.0-3.0倍高成長期待
IT・通信25-35倍3.0-5.0倍高成長
不動産10-15倍0.8-1.2倍資産重視
小売15-25倍1.5-2.5倍内需依存
自動車8-12倍0.7-1.0倍景気敏感

セクター別の見方

【割安判定の目安】

成長セクター(IT・医薬品)
→ PER 20倍以下、PBR 2倍以下なら割安

成熟セクター(銀行・電力)
→ PER 10倍以下、PBR 1倍以下なら割安

景気敏感セクター(自動車・鉄鋼)
→ 景気サイクルも考慮して判断

4. 割安株を見つける3ステップ {#find-value}

STEP1:スクリーニング条件設定

【基本スクリーニング条件】

□ PER:15倍以下
□ PBR:1.5倍以下
□ 自己資本比率:40%以上
□ ROE:8%以上
□ 配当利回り:2%以上

この条件で約500銘柄に絞り込み

STEP2:業界内比較

同業他社と比較して割安度を確認:

企業PERPBR判定
A銀行8倍0.5倍◎割安
B銀行10倍0.7倍○普通
C銀行12倍0.9倍△割高

STEP3:成長性チェック

【成長性の確認項目】

✅ 売上高成長率:過去3年平均5%以上
✅ 営業利益率:改善傾向
✅ 新規事業への投資あり
✅ 海外展開の可能性

→ 成長性があれば多少PERが高くてもOK

実例:割安株の発見

【ケーススタディ】

X社:PER 8倍、PBR 0.7倍
同業平均:PER 15倍、PBR 1.5倍

分析結果:
・一時的な減益で株価下落
・来期は増益予想
・財務健全(自己資本比率60%)

判定:買い推奨 🎯

5. PERとPBRの組み合わせ戦略 {#combination}

4つの組み合わせパターン

PER×PBRマトリックス分析図
📊 PER×PBRマトリックス投資戦略
低PER
(15倍以下)
高PER
(15倍超)
低PBR
(1.5倍以下)
💎
超割安株
バリュー投資の王道
買い推奨 ◎
🏢
資産株
隠れた価値あり
要分析 ○
高PBR
(1.5倍超)
📈
利益成長株
収益力に注目
成長確認 ○
⚠️
グロース株
期待先行で割高
基本避ける ×
💎 超割安株
  • 市場から過小評価
  • 下値リスク限定的
  • 中長期で大きなリターン期待
投資戦略
3〜5銘柄に分散投資し、1〜2年の中期保有。配当を受け取りながら株価上昇を待つ。
🏢 資産株
  • 豊富な資産を保有
  • M&Aターゲットの可能性
  • 資産の有効活用に期待
投資戦略
経営改革や株主還元強化のニュースに注目。少額から始めて様子を見る。
📈 利益成長株
  • 高い収益性
  • 効率的な経営
  • IT企業に多い
投資戦略
四半期決算ごとに成長性を確認。競争優位性が続く限り保有継続。
⚠️ グロース株
  • 将来性への期待大
  • ボラティリティ高い
  • 下落リスク大
投資戦略
基本的に避ける。投資する場合は少額に留め、損切りラインを必ず設定。
🎯 マトリックスの使い方
1
気になる銘柄のPERとPBRを確認
2
マトリックスで該当する象限を特定
3
象限に応じた投資戦略を実行
4
定期的に見直して調整

①超割安株(低PER×低PBR)

特徴:

  • 市場から過小評価
  • 下値リスク限定的
  • バリュー投資の王道

投資戦略:

1. 減益要因が一時的か確認
2. 財務健全性をチェック
3. 分散投資で3-5銘柄購入
4. 1-2年の中期保有

②資産株(高PER×低PBR)

特徴:

  • 収益性は低いが資産豊富
  • 不動産、現金を多く保有

投資戦略:

  • M&Aターゲットの可能性
  • 資産の有効活用に注目
  • 株主還元強化に期待

③利益成長株(低PER×高PBR)

特徴:

  • 高収益だが資産は少ない
  • IT企業に多い

投資戦略:

  • 成長の持続性を確認
  • 競争優位性をチェック
  • 四半期決算ごとに見直し

④グロース株(高PER×高PBR)

特徴:

  • 期待先行で割高
  • ボラティリティ大

投資戦略:

  • 基本的に避ける
  • 投資するなら少額
  • 損切りラインを設定

6. よくある失敗と対策 {#common-mistakes}

失敗例1:PERだけで判断

【罠】低PERトラップ

A社:PER 5倍 → 一見超割安!

しかし...
・来期は赤字予想
・構造的な衰退産業
・特別利益で一時的に利益増

対策:将来の業績予想も必ず確認

失敗例2:業界特性を無視

【間違い】
IT企業のPER 30倍 → 高い!売り!

【正解】
成長率40%のIT企業ならPER 30倍でも割安
PEGレシオ = PER ÷ 成長率 = 0.75 < 1 → 割安

失敗例3:PBR 1倍割れ銘柄の落とし穴

注意点内容
減損リスク資産価値が急減する可能性
継続疑義倒産リスクで割安
流動性リスク売買が少ない

失敗を避けるチェックリスト

□ 過去3年の業績推移を確認
□ 同業他社と比較
□ 決算短信で将来予想確認
□ 有利子負債の水準チェック
□ 営業キャッシュフローは黒字か

7. 実践!スクリーニング方法 {#screening}

証券会社のスクリーニングツール活用

【無料で使えるスクリーニングツール】

1. SBI証券

スクリーニング設定例:
━━━━━━━━━━━━━━━━
市場:東証プライム
PER:5倍以上15倍以下
PBR:0.5倍以上1.5倍以下
時価総額:1000億円以上
配当利回り:2%以上
━━━━━━━━━━━━━━━━

→ 優良割安株20-30銘柄に絞り込み

2. 楽天証券「スーパースクリーナー」

詳細条件設定:
・業績:増収増益
・財務:自己資本比率40%以上
・バリュエーション:PER×PBR < 22.5
・テクニカル:25日移動平均線上

3. マネックス証券「銘柄スカウター」

10年間の業績推移とPER・PBRの推移を グラフで確認可能

スクリーニング実例

【2025年1月実行結果】

条件:PER 10倍以下、PBR 1倍以下、配当利回り3%以上

抽出銘柄例:
・三菱UFJ:PER 9倍、PBR 0.7倍、配当4%
・商船三井:PER 7倍、PBR 0.9倍、配当5%
・INPEX:PER 8倍、PBR 0.6倍、配当4.5%

8. プロが使う応用テクニック {#advanced}

PEGレシオ:成長性を加味

PEGレシオ = PER ÷ 予想成長率

【判定基準】
PEG < 1.0:割安
PEG = 1.0:適正
PEG > 1.5:割高

例:PER 30倍でも成長率40%ならPEG 0.75で割安

修正PBR:含み資産を考慮

修正PBR = 株価 ÷ 実質純資産

実質純資産 = 簿価純資産 + 含み益

不動産含み益がある企業は
修正PBRで再評価すると割安な場合も

EV/EBITDA:企業価値で評価

EV/EBITDA = 企業価値 ÷ EBITDA

M&Aでよく使われる指標
6倍以下なら割安の目安

セクターローテーション戦略

【景気サイクル別の狙い目】

景気回復期:金融・不動産(低PBR)
好況期:ハイテク・消費財(成長株)
後退期:生活必需品・公益(安定株)
不況期:割安株全般を仕込む

9. 2025年注目の割安株 {#picks-2025}

大型割安株TOP5

銘柄PERPBR配当ポイント
三菱商事9倍1.1倍3.8%バフェット銘柄
三井住友FG10倍0.6倍4.2%金利上昇恩恵
日本製鉄7倍0.5倍5.0%インフラ需要
INPEX8倍0.6倍4.5%資源高メリット
KDDI12倍1.4倍3.5%安定配当

中小型お宝株

【時価総額1000億円以下の注目株】

・A社(東証プライム)
  PER 6倍、PBR 0.4倍
  ニッチトップ企業
  
・B社(東証スタンダード)
  PER 8倍、PBR 0.6倍
  M&A候補として注目

テーマ別割安株

テーマ注目銘柄の特徴
脱炭素再生エネ関連でPER 15倍以下
DX推進IT企業でPBR 2倍以下
インバウンド観光関連でPER 12倍以下
高配当配当利回り4%以上でPBR 1倍以下

10. まとめと次のアクション {#summary}

本日のまとめ

【PER・PBR投資の極意】

✅ PER 15倍以下×PBR 1.5倍以下が基本
✅ 業界平均と比較して判断
✅ 成長性も必ずチェック
✅ 複数指標を組み合わせる
✅ 四半期ごとに見直し

投資力向上ロードマップ

WEEK 1:証券口座開設&スクリーニング
   ↓
WEEK 2:割安株10銘柄をウォッチリスト登録
   ↓
WEEK 3:3銘柄に少額投資
   ↓
MONTH 2:ポートフォリオを5-10銘柄に
   ↓
MONTH 3:月次レビューで入れ替え
   ↓
目標:年率15%のリターン達成!

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⚠️ 投資の注意事項

リスクについて 株式投資は元本保証ではありません。本記事の内容は情報提供を目的としており、投資判断は自己責任でお願いします。

最終更新日:2025年1月


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